石垣空港からも近い「やちむん館工房紗夢紗蘿(さむさら)」では沖縄本島や石垣島でつくられたやちむんの他に月桃の民具などを購入したり製作体験もできます。
- 石垣島白保のやちむん館工房へのアクセス
- お店のシンボルガジュマルや店内の様子
- 取り扱い作家さんや購入したもの
- 体験できる民具製作体験
などをご紹介します。
やちむん館紗夢紗蘿(さむさら)へのアクセスと営業時間
住所:沖縄県石垣市白保1960-15
電話:0980-86-8960
営業:10:00~16:00(水・土・日定休)
やちむん館は、石垣空港から車で約5分、離島ターミナルから車で約30分の場所にあります。
1978年に創業した八重山伝統民具の制作工房で、以前は大川にもお店がありましたが、2020年には今の白保の工房へ統合されました。
今回は市街地から行きました。
石垣空港から行かれる場合は反対から来ることになるので、道路沿いにある大きな看板を目印に左折します。
「こんな場所に本当にお店があるの?」と思いながらサトウキビ畑の間のほそい道を進んで行きます。
道の先はまさに森の中のようで、駐車場がありました。
分かりにくいかもしれませんが、Pマークがあります。
白保の文化財「千本足ガジュマル」
9000坪の敷地には白保地区の文化財でもある「千本足のガジュマル」があり、その樹齢は数百年とも言われています。
ガジュマルからのびるヒゲのような気根は日に照らされるととてもきれいです。
石垣島の自然があふれており、映画「夏への扉」のロケ地としても使われました。
深い緑に囲まれた敷地内には、植物園のような花壇があり、南国の草木やハイビスカスなどの花が色とりどりに咲いています。
鳥のさえずりや風の音が心地よく、リラックスできる空間です。
入り口付近には、ビン玉ややちむんの植木鉢が並んでいました。
やちむんや伝統民具が並ぶ店内
お店の扉を開くと、広い店内に並べられたやちむんやクバ笠などが目に飛び込んできます。
月桃は石垣島に自生する植物で、編み物の材料として使われます。
月桃の民具は昔から八重山地方で作られてきた伝統工芸品で、天然素材ならではの風合いがあり、香りも良く虫除け効果もあります。
お店の真ん中に敷かれた月桃の円座はとても人気で1年以上待つこともあるそうです。
かごバッグや枕、アダンの草履もとても素敵でした。
クバ笠は畑用だけでなく、珍しい海用もあります。
やちむんは、沖縄本島でも人気の大嶺工房の作品がたくさん並んでいました。
石垣島内で大嶺工房の作品がこんなにたくさん見られるお店は他にないと思います。
他にも、石垣島で作陶されている工房の作品もたくさん並んでいました。
<やちむん館工房で取り扱いのある作家さん>
・大嶺工房
・太郎窯
・西表島 工房風花
・西表焼 青烽窯
・南島焼
・山口陶工房
・竹富島 五香屋
など
琉球ガラスも取り扱いがあり「ガラス工房虹」の作品が並んでいました。
今回は、石垣島の作家さんのネックレスとへゴムを購入しました。
ミンサー柄と干支のかわいいデザインで気に入っています。
レジの横に飾られていた昔からある木の実のブレスレットを久しぶりに見た瞬間、石垣島での子どもの頃の記憶がよみがえってきて懐かしかったです。
民具づくり体験は予約制
やちむん館工房では、数時間程度で完成する小物から本格的な円座・バッグまで、楽しみながら作品作りができます。
事前予約制なので、体験したい方は事前に問い合わせましょう。
開催曜日:月・火・木・金
午前の部:10:00~12:00
午後の部:13:30~15:30
・月桃コースター
所要時間:1時間~
料金:1,760円~
・月桃ガンシナー(鍋敷きなどに利用)
所要時間:1時間~
料金:2,420円
・月桃ミニかご
時間:2時間~
料金:2,860円~
・月桃ランチョンマット
時間:2時間程度
料金:4,400円
・月桃枕、アダン枕
時間:2時間程度
料金:13,200円
・月桃あんつく
時間:3日
料金:26,400円~
※石垣島在住の方のみ
・木の実アクセサリー
時間:1時間程度
料金:1,650円~
時間や使う材料によって料金が変わる可能性があるので、事前に確認しましょう。
ヨガ教室や県外イベント参加もあり
やちむん館ではさまざまなイベントが開催されることもあります。
〇第2、第4土曜日は予約制のヨガ教室
〇やちむん関連のイベント
・2023年には「工房コキュの植木鉢」開催
〇洋服のセール
やちむん館で販売されている衣類の割引セール
また、沖縄本島や県外での催事に出店することもあります。
まとめ
やちむん館は、石垣島の自然と文化に触れることができる工房です。
石垣島に旅行中、雨続きで何をしよう…と困ったときや、島の自然と文化に触れたいときには、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
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