与那国島空港レストラン内にも大きな写真が貼られているのですが、与那国島からは台湾を見ることができます。
- 本当に与那国島から台湾が見えるのか?
- どんな時に見えるのか?
- 台湾が見える場所
などの情報を紹介します。
与那国から台湾は見える?
「与那国島から台湾が見える」というニュースを目にしたり、実際に写真も撮影されていますが、驚くことにそれは「肉眼で大陸を直接見えている状態」ではないそうです。
「台湾が見える」という現象は様々な自然の条件が重なった時に現れる蜃気楼のようなものなのです。
直接見えているのではなく、光の関係で「見えている」状態になっています。
そういう理由もあるのか、台湾からは与那国島は見えないそうですよ。
ただ、本当にはっきり見える時はすごくキレイで写真でもくっきりと台湾の大陸が写っています。
台湾が見える条件は?
与那国島から台湾は常に見えているわけではありません。
一般的に「天気が良ければ見える」と言われていますが、
- 様々な気象条件
- 海域の水蒸気などの条件
が関わっています。
- 時期的には夏から秋ごろ
- 条件としては台風や寒冷前線が通過した後のよどんだ空気がなくなった
- 良く晴れた日
に、条件が合い台湾が見えやすいようです。
旅行中に「見えたら本当にラッキー」ですね!
2022年には11月29日の夏日が続いていた日に「与那国島で台湾が見えた」とニュースになっていました。
そして、地元の方によると「台湾が見えると天候が崩れる」とも言われているようです。
与那国島出身の父は与那国島から台湾が見えるのは「10年住んで5回くらいの割合かな…そんなに頻繁には見えないよ」と言っていました。
私も2回、与那国島へ行ったことがありますが台湾は見えませんでした。
与那国島と台湾の距離
与那国島から台湾までは111㎞の距離です。
船で5時間ほどの距離で、終戦後は与那国島と台湾の間で密輸船が往来しその物資が本土の闇市に流れていたという話もあります。
実際に与那国島に住んでいた父は「海の上で台湾の船と物々交換をしていた」と言っていました。
父の記憶はこの時のものだったのかもしれません。
台湾が見える場所
与那国島で台湾が見えるのは島の西側です。
西側にある西崎展望台や日本最後の夕日の見える丘などから台湾を見ることができます。
ちなみに、島の東側には東崎展望台があり、本当に小さくですが西表島が見えるときもあるようです。
旅行中に見れたらラッキー
与那国島から台湾が見られる機会はめったにありません。
台湾を見るために与那国島旅行の日程を決めるのはなかなか難しそうですね…
旅行中に見れたらラッキーくらいに思っていた方がいいかもしれません。
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